医療機器管理業務

中央臨床工学部では、輸液ポンプ、シリンジポンプ、低圧持続吸引器、人工呼吸器、非侵襲的人工呼吸器、生体情報モニタなどの機器の保守点検と機器管理ソフトを用いた中央管理及び、それらに関する消耗品の払い出しを行い、安全で効率的な医療機器運用に貢献しています。
さらに、2007年4月に医療機器安全管理責任者に任命され、各スタッフの協力のもと、全部署の医療機器の点検・修理を指導又は管理も行っています。
また、病院内のスタッフに対して様々な講習会を開催して、正しい使用方法の勉強会を行うことで安全な医療機器運営に貢献しています。
※主な管理医療機器
人工呼吸器・・・・・4台 生体情報モニター・・216台
搬送用人工呼吸器・・3台 非侵襲的人工呼吸器・・・・・・5台
ハイフローシステム・7台 透析装置・・・・・・・1台
除細動器・・・・・9台 AED・・・・・・4台
輸液ポンプ・・・120台 シリンジポンプ・・35台
補助体外循環装置・・・・・1台 IABP・・・・・・・・1台
麻酔器・・・6台 栄養ポンプ・・1台
低圧持続吸引器・・20台 静脈血栓予防装置・・・・・・・・・・35台
その他、各診療科機器
人工呼吸器関連業務

人工呼吸器を装着している患者さんがおられる場合は、1日1回以上は病室を訪問し安全かつ正常に作動しているかをチェックし、設定などについても他のスタッフと検討を行い、より良い呼吸管理ができることを目指しています。
また、RST(呼吸ケアサポートチーム)に参加し人工呼吸器の専門家として活動しています。
手術室業務
手術室では、手術が始まる前の麻酔器始業点検、自己血回収装置を術中に操作し輸血量の削減に貢献しています。血管外科や脊椎外科に関する治療にも関わっています。医師のタスクシフトに伴い、鏡視下手術におけるスコープオペレーター業務も行なっています。
血液浄化関連業務
血液浄化装置を用いて急性腎不全等に対しての持続的腎代替療法(CRRT)や難治性腹水症に対しての腹水濾過濃縮再静注法(CART)など、様々な血液浄化業務を行っています。
循環器関連業務
心臓カテーテル検査室では、大動脈内バルーンパンピング(IABP)や経皮的心肺補助装置(V-A ECMO)等の生命維持管理装置の操作を行っています。
ペースメーカ関連業務

ペースメーカ植込み術・交換術では、プログラマーを用いて心内波や閾値等を測定し、ペースメーカの設定や患者情報の入力も行っています。半年に1回の外来フォローアップや、MRI撮像時におけるチェックや設定変更、月に1回の無線遠隔患者のデータ入力も行っています。ペースメーカ植込み患者さんに影響を及ぼす医療機器を使用する手術や検査を受けられる場合、術前・術後のペースメーカチェックを行い異常がないかの確認を行うことで安全な医療に貢献しています。