病院指標

年齢階級別退院患者数

 当院は地域医療支援病院であり、質の高い医療を幅広い年齢層の患者さんに提供しています。
全体でみると高齢化の影響で60歳以上の患者さんの頻度が多く、全体の75%近くを占めています。
年齢別に傷病の頻度を見てみますと、10歳以下では肺炎などの呼吸器系疾患の頻度が著明です。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

◾️内科
【糖尿病代謝内科】
 発症直後の比較的軽症の糖尿病から、合併症を併発した糖尿病まで、幅広く診療しています。特に、2週間コースの教育入院やインスリン導入に力を入れており、毎日糖尿病教室を開いています。病気のことがよくわかるということで、患者さんから良い評判をいただいております。合併症をもった進行した糖尿病については、紹介のあった場合、できるだけ早期に入院して頂き治療すると同時に、合併症がそれ以上進行しないように努めています。退院後は紹介元の先生に治療して頂きます。併診希望患者さん用に地域連携パス外来を行なっています(毎週 金曜日)。甲状腺治療では、バセドウ病や甲状腺腫瘍などの検査、治療を行っていますが、腫瘍の場合、耳鼻科や外科と協力して手術を行います。
【血液内科】
 血液疾患全般、各種感染症、不明熱、膠原病など。対象疾患の性質上、土曜日、日曜日も病棟回診を行っており、刻々と変化する患者さんの病状に対してタイムリーな治療を行なっています。
◾️消化器科
 腹部超音波検査を年間約3,000件、上部消化管内視鏡検査を約4,000件、下部消化管内視鏡検査を約1,000件、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)を約150件、腹部血管造影検査を約50件行っています。検査は原則予約制ですが、患者さんのニーズに応えるため当日検査も可能な限り行っています。オリンパス社製の最新鋭の内視鏡機器を導入しています。また、CO2送気装置導入や細径内視鏡も使用し、検査時の苦痛軽減に配慮しています。
 外科や放射線科との連携も密で、合同カンファレンスを週1回開催しています。患者さんにとって最適な治療法を選択して頂けるよう、詳細な検討を行った上で、治療方針を決定しています。
◾️循環器内科
 狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、心不全、本態性高血圧、原発性アルドステロン症などの2次性高血圧、肺高血圧症などの循環器疾患一般の診療を行っています。 また最近多いとされている睡眠時無呼吸症候群の診断治療も行っています。
◾️小児科
 山口労災病院小児科は、地域の二次医療機関なので、入院は乳幼児の急性疾患が主です。急性気管支炎やア肺炎などの呼吸器感染症、ウイルスや細菌による急性胃腸炎、気管支喘息発作の入院が多く、平均在院日数は1週間以内がほとんどです。
◾️外科
※なお患者数同数として060020××99×00× 胃の悪性腫瘍 15 21.87 11.11 6.67 71.20
              060040××99×4×× 直腸肛門(直腸S状部からの肛門)の悪性腫瘍 15 3 4.52 0 65.87
              060150××03××××、虫垂炎 15 7.27 5.56 0 35.93
 当科では、胸部・消化器・循環器・乳腺・小児・一般外科を扱い、年間約500件の手術を行っています。手術に関して、2つのことに取り組んでおり、その一つは、低侵襲化です。近年の高齢化と伴に、複数の併存疾患を有する、あるいは日常生活能力の低下している患者さんが急増している現状において、低侵襲手術を選択肢として提供できることは必須と考えており、胸部外科と消化器外科においては、鏡視下手術、血管外科ではステントグラフト内挿術をはじめとする血管内治療、下肢静脈瘤に対するレーザー焼灼術、乳腺外科では乳房温存手術を積極的に行っています。もう一つは、高い技術を必要とする手術の提供です。高度進行癌や重症虚血肢の患者さんに対して、消化器外科では、血行再建を必要とする膵癌手術や膀胱などの合併切除が必要な大腸癌手術、血管外科では、足関節までの遠位バイパス術を行っています。
◾️整形外科
 外傷、脊椎外科、上肢及び手の外科、関節外科、リウマチ、小児整形外科を9名の整形外科専門医で担当しています。平成29年の年間手術件数は約1300例でした。骨折などの急性期の外傷に対する手術ばかりでなく、保存的な治療に対してもリハビリ部門と協力して早期リハビリをめざしています。大腿骨頸部骨折では、地域連携パスを使って早期地域復帰が可能です。
 特殊治療としては、人工関節置換術、関節鏡視下靭帯再建術、関節鏡視下手術(膝・肩・股関節)、軟骨移植術、マイクロサージャリー(切断指再接着術、複合組織移植、各種皮弁術)、脊椎内視鏡手術、脊柱管拡大術、脊椎インストルメンテーション等があります。
◾️脳神経外科
 脳卒中の急性期や頭部外傷(脳挫傷、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫など)を中心に入院診療を行っています。脳梗塞の超急性期では症例によって山口大学脳神経外科と連携し血栓溶解療法→血管内外科治療が施行できるような体制を整えています。また急性期治療が終了後に自宅へ退院できない症例については脳卒中地域連携パスを利用し回復期リハビリテーション病院などへ引き継ぎ脳卒中の切れ目のない治療ができる体制も整えています。
◾️泌尿器科
 尿が腎臓で作られてから排泄されるまでの尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)に関する疾患、男性生殖器(前立腺、精巣、精巣上体、精管、精のう腺、陰茎)に関する疾患、排尿に関する問題(尿失禁、頻尿など)、骨盤臓器脱など女性骨盤底疾患などを扱っています。
◾️産婦人科
 一般産科・婦人科のみならず、腫瘍、不妊、及び内分泌、ハイリスク妊娠など多岐にわたった疾患を対象とし、大学病院を中心とした他の医療機関と連携をとりながら診療を行っております。24時間体制で診療を行っておりますので緊急時の対応が可能です。
◾️耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科疾患全般、中耳炎、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、咽喉頭炎、めまい、難聴、嗅覚障害などの疾患で入院される方が主となっています。
◾️リハビリテーション科
 大腿骨近位部骨折、変形性股関節症、変形性膝関節症、膝靭帯、半月板損傷、四肢骨折、脳梗塞、脳出血、開胸、開腹術、肺炎、廃用症候群、糖尿病
等の疾患を対象とした、入院早期からのリハビリテーションを行っています。又、地域医療支援型病院として、患者さんの立場に立ったリハビリテーション医療を提供できるよう日々努力するとともに、地域連携の一環として、「当院一地域医療機関」との継ぎ目のないリハビリテーションを目指した地域連携パス(大腿骨近位部骨折、脳卒中)の運用の行っております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

 
 大腿骨近位部骨折、変形性股関節症、変形性膝関節症、膝靭帯、半月板損傷、四肢骨折、脳梗塞、脳出血、開胸、開腹術、肺炎、廃用症候群、糖尿病
等の疾患を対象とした、入院早期からのリハビリテーションを行っています。又、地域医療支援型病院として、患者さんの立場に立ったリハビリテーション医療を提供できるよう日々努力するとともに、地域連携の一環として、「当院一地域医療機関」との継ぎ目のないリハビリテーションを目指した地域連携パス(大腿骨近位部骨折、脳卒中)の運用の行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

 患者数が最も多いのは重症度0~2の患者さんとなっております。
平均年齢を見てますと、重症度1以上では80歳前後と高齢になっており、成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。

脳梗塞の患者数等

 患者数が最も多いのは重症度0~2の患者さんとなっております。
平均年齢を見てますと、重症度1以上では80歳前後と高齢になっており、成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

◾️消化器内科
 患者数が最も多いのは重症度0~2の患者さんとなっております。
平均年齢を見てますと、重症度1以上では80歳前後と高齢になっており、成人市中肺炎は高齢になるほど重症になることが分かります。
◾️循環器科
【主な手術】
経皮的冠動脈形成術(PCI)、腎動脈形成術(ステント)、経皮的冠動脈ステント留置術、経皮的心筋焼灼術、下大静脈フィルター留置、ペースメーカー移植術、ペースメーカー交換術上位の経皮的冠動脈ステント留置術において、入院期間は3~4日程度となっています。
◾️外科
【主な手術】
胸部外科:肺癌、肺腫瘍、気胸、膿胸、縦隔腫瘍、重症筋無力症などの手術(早期肺癌、気胸、膿胸は胸腔鏡下手術)を行っています。肺癌手術に2003 年度からクリニカルパスを導入し、術後7〜10日で退院しています。80歳以上(80〜96歳)の高齢者手術も安全に行われています。
消化器外科:食道・胃・小腸・大腸・直腸・肛門、肝・胆・膵・脾の手術を行っています。腹腔鏡下胆嚢摘出術は5泊6日で治療を行い、単孔式手術も導入し創がほとんど分からないようになっています。EMR の適応でない早期胃癌に対して腹腔鏡下胃切除術、幽門保存手術、噴門側胃切除を行っています。食道癌も胸腔鏡・腹腔鏡を用いた鏡視下手術を行い2013年は6例に施行しました。膵頭十二指腸切除術では術後最短で8日で退院可能となり、ほとんどの疾患で80歳以上の高齢者でも術後14 日以内の退院が可能になってきています。
循環器外科:腹部大動脈瘤、閉塞性動脈疾患、下肢静脈瘤、収縮性心膜炎などの手術、深部静脈血栓症の治療を行っています。腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を2011年から開始しています。急性動脈閉塞症には血栓溶解・血栓除去術を、下肢静脈瘤は程度により外来手術、短期入院手術で、レーザー焼灼術は2013年9月から導入しています。閉塞性動脈疾患に対するカテーテル治療を循環器科と共同で行っています。
乳腺・内分泌外科:乳癌・甲状腺癌の手術を行っています。乳癌の診断にエコーガイド下の針生検・細胞診を導入し、早期乳癌には美容を考慮した乳房温存手術、センチネルリンパ節生検を行っています。
小児外科:新生児以外の小児外科手術を行っています。鼠径ヘルニアの手術は1泊2日で行っています(成人では1泊2日から3泊4日)。
◾️整形外科
【主な手術】
骨・関節骨折手術:大腿骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折
関節外科:人工関節、股関節、膝関節、人工骨頭、半月板手術、靭帯再建術、肩腱板再建術
脊椎外科:椎弓切除術、椎体固定術、頸椎拡大術、内視鏡下椎間板摘出術
神経・血管・腱手術:手根管開放術、複合組織移植術、切断指再接着術、バネ指手術、手の腱手術、アキレス腱断裂縫合術
◾️脳神経外科
【主な手術】
出血性脳卒中、頭部外傷(慢性硬膜下血腫を除く)、慢性硬膜下血腫、脳室腹腔短絡術、定位脳手術、その他
上位の慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)において、入院期間は2週間前後となっています。
◾️泌尿器科
【主な手術】
内視鏡手術:経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
腹控鏡手術:腎癌、腎孟尿管癌、後腹膜腫瘍や種々尿路疾患
前立腺癌手術、膀胱全摘術+ 尿路変更術などの開腹手術
尿路結石手術:経尿道的膀胱砕石手術、尿管ステント留置術など
その他:尿失禁、骨盤臓器脱手術、包茎など小児泌尿器科手術、陰嚢内容手術、尿道手術ほか一般的泌尿器科手術
泌尿器科の上位手術のおいて、入院期間は1週間~10日前後となっています。
◾️産婦人科
【主な手術】
細胞診による子宮頚部腫瘍(特に異型上皮~初期癌)の診断と円錐切除術による治療、膣式手術(子宮筋腫、子宮脱、その他)、腹腔鏡下手術(卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮外妊娠など)
上位の手術について、産科を有しているため平均年齢が30~40代と低くなっています。また、入院期間は1週間前後となっています。
◾️耳鼻咽喉科
【主な手術】
中耳炎に対する耳科手術(鼓膜形成術、鼓室形成術)、難聴(伝音難聴、混合性難聴)に対する聴力改善手術を得意とする。
耳科手術では耳介軟骨が有用な再建材料となります。これを用いて鼓膜穿孔を閉鎖する際に簡便かつ安全に鼓膜穿孔閉鎖の成功率をアップする方法を開発いたしました。この方法は、聖隷浜松病院、山形大学からも追試がなされ、学会で報告されました。本法での鼓膜穿孔の閉鎖率は97%以上です。
上位の手術について、平均年齢が30~40代と低くなっています。また、入院期間は1~2週間前後となっています。
◾️リハビリテーション科
【主な手術】
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除)、椎間板摘出術(後方摘出術)、脊髄刺激装置植込術等
当院リハビリテーション科は、整形外科と連携を取り手術実施している。詳細については整形外科ページを参照。
上位の手術について、入院期間は20~25日程度となっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 標記されているDPCについては、高額な点数が設定されている(入院医療費が高くなる)ため、臨床的に根拠のある診断でなければアップコーディング(不適切な入院医療費請求)を疑われかねないDPC病名とされています。
 いずれも他の施設と比較して異常に多いものではないと考えています。 ほとんどがDPC病名と入院契機病名が同一である症例でした。つまり、手術・処置などの合併症を主訴として入院され、治療を受ける入院患者さんが多いということです。
 手術や処置等については、合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しています。しかしながら、どうしても一定の確率で合併症は起こり得ます。事前に可能な限り、患者さんに起こり得る合併症について説明したうえで、手術や処置の施行について同意書をいただくよう努めています。
更新履歴

平成30年9月28日
平成29年度病院指標を公表しました。