手術動画説明
スタート~1:06
・胸部中部食道癌に対する胸腔鏡、腹腔鏡補助下食道亜全摘 細径胃管胸骨後経路再建 3領域郭清 (胸部操作) 胸膜を切開し、食道を露出、taping。反回神経を温存し、食道枝は切離した。食道を頭側、尾側方向に剥離した後に自動縫合器で縫合切離。
1:06~2:53
・左上葉肺癌に対する完全鏡視下左上区切除 完全鏡視下に左上区域の肺動脈(A3)を結紮切離。
2:53~3:56
・嚢胞性膵疾患(IPMN)に対する完全腹腔鏡下脾温存膵体尾部切除 ペンローズドレーンを用いて胃を腹側に拳上し、膵前面の視野を確保。後腹膜を切開し、膵嚢胞を露出。上腸間膜静脈と膵との間をトンネリングし、自動縫合器を用いて膵を縫合切離。尾側に向かい膵を剥離し、膵体尾部切除とした。
3:56~5:13
・脾動脈瘤に対する腹腔鏡補助下瘤切除、血行再建術 腹腔鏡下に動脈瘤の中枢側、末梢側で脾動脈を露出、taping。小開腹を置き、瘤切除、脾動脈吻合を行った。
5:13~5:58
・右鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術 腹腔鏡下に右外鼠径ヘルニアを確認。精巣動静脈、精管を温存しながら腹膜を切開し、メッシュ留置のスペースを確保。メッシュを挿入し、縫合固定し、腹膜を閉鎖。
5:58~6:28
・胆嚢結石症に対する単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術 臍を約3cm切開し、ポートを留置。右季肋部よりループリトラクターを挿入し、胆嚢底部を把持。1ポートで胆嚢摘出術を施行。
6:28~6:57
・大腸癌肝転移に対する腹腔鏡下肝部分切除 腹腔鏡下に肝(S3)腫瘍を確認し、超音波凝固切開装置、高周波バイポーラ電極を用い、エコーで肝腫瘍を確認しながら肝切離を進めていった。主要血管は自動縫合器で縫合切離。肝切離面からの出血は高周波モノポーラ電極を用いて止血した。