
リハビリテーション医療は労災病院の特色の一つです。当院は、1955年の開院から県内初の総合承認施設の認定を受けるなど、山口県のリハビリテーション医療の中心を担ってまいりました。豊富な経験を生かし、地域の医療・保健・福祉ネットワークの一員として活動しています。
勤労者医療推進の立場から勤労者の職場復帰支援や治療と仕事の両立支援、生活習慣病に対する指導も行っています。2009年7月より労働災害被災者の患者さんを対象とした早期の職場復帰を目的とした職場訪問の取り組みを始めました。この取り組みは、企業担当者との面談(患者さんの病態や復職時の注意点、患者さんの希望などの説明、企業側の希望の聴取)、リハビリテーションプログラムに反映させるために実際の作業動作の確認を行っています。
⊡理学療法
理学療法とは病気、外傷、加齢などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱などの物理的手段を用いて行われる治療です。入院後早期から関わる事で、低下した身体機能の回復を図り、生活に必要な座る・立つ・歩くなどの動作能力を高める事で早期の自宅・社会復帰、更に生活の質の向上を目指します。
⊡作業療法
作業療法とは様々な病気や外傷によって日常生活における行為(作業)が行えなくなった患者さんに対し、「作業活動」を用いて、家庭生活や社会生活への復帰を支援します。
*「作業活動」とは・・・身の回りの動作や仕事、余暇活動などの生活全般に関わる全ての活動の事を意味します。
⊡言語聴覚療法
病気や事故などが原因で、言葉によるコミュニケーションが難しくなってしまうことがあります。こういった患者さんに検査・評価を実施し、必要に応じてリハビリを行い、コミュニケーションの面から豊かな生活が送れるよう支援します。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。
在宅要介護患者の誤嚥性肺炎の発症予防を目的とした「摂食嚥下教育入院」も行っています。
⊡勤労者リハビリテーション
2009年7月より新しい取り組みとして、職場訪問を始めました。労働災害被災者の患者さんで希望された方の職場に直接訪問し、企業担当者との面談や作業動作の確認などを行い、リハビリプログラムに反映させることで、早期職場復帰を積極的に支援します。2022年3月までに108件の職場訪問を実施し、労働災害被災者の復職を支援しました。
⊡診療実績
・年度別依頼件数

・処方患者数

・Barthel Index 項目別開始時と終了時との比較
・職場訪問実施件数

⊡研究実績
・学会発表、講演(2022年度)

